JFPについて
昨今、日本の映画業界も様々なハラスメントや低賃金・長時間労働が問題視されており、映画制作および上映の現場は人材の不足を嘆いている。
しかしながら、これらの課題に対し、解決策を練るための具体的な調査が十分に行われてこなかった。とりわけ、若手人材・女性・LGBTQ+・障がい者・現場スタッフなどの声が十分に反映された調査は少なく、映画製作者や監督、業界団体など意思決定層の人々が主体となって行う調査が大半を占める。
JFPでは、この「意思決定層からの調査」だけではなく、「働き手やマイノリティー側からの調査」を積極的に行いつつ、「日本映画業界の持続可能な制度設計」を考え、政策提言や課題解決へと繋げていきたい。。
活動指針
主に、3つの柱「Research, Advocacy, Action」を軸に活動してゆく。
メンバー
歌川達人
映像作家・アーティスト。フリーランスとしてNHK番組やCM、映画の現場で働く。短編「時と場の彫刻」がロッテルダム国際映画祭2020、Japan Cuts 2020で上映。2023年に長編『浦安魚市場のこと』が全国の劇場で公開。2021年よりトヨタ財団研究助成に採択され、映画業界の状況を調査。東京大学大学院学際情報学府在籍。JFP 代表理事。
杉本悠
映画上映者/映画館「OttO」所属。自主上映会の企画運営・他団体へのサポートなど、映画上映に関わる業務全般に従事。NPO法人に長年勤務した経験を活かして、非営利団体の運営サポートも行っている。JFP理事。
大塚大輔
大分県大分市在住。九州・四国各地の映画祭や上映イベントで作品選定や企画、解説などを担当し、同時に日韓の映画関係者や映画祭間の交流を通訳・翻訳面でサポートしている。いち観客として通っている別府ブルーバード劇場では、ゲストトークの相手を任されることも。また、労働者の健康権や非正規労働者、各種ハラスメント問題に関する日韓交流やシンポジウムでの言語サポート、仲介などを10年以上にわたり行っている。大学生時には大阪の障がい者施設で働き、介護福祉士の資格も持つ。JFP理事。
吉田 卓央
SAVE the CINEMA
